お寒いドラマ事情〜だから今更『JINー仁ー』

改編したの？ってくらい新鮮味無いけど、
面白くなりそうなドラマはありましたか？
『まっすぐな男』と『曲げられない女』は、対（つい）じゃないんスか？
局も違うし、ただの偶然だろうけど、お気の毒に。

そそられるドラマが無い中、原作が面白いから唯一迷った『君たちに明日はない』を、
今日見逃したことに今気がついた。
まいっか、主人公のイメージ、坂口憲二じゃなかったし〜。

前期は『JIN-仁-』だけ見た。
ヒトが見てるのを横から見てて面白そうだったから、第３回くらいから見た。
結構毎回ウルウルしながら、
＜武田鉄矢ってこうしてみるとやっぱりいい役者なのかも＞とか思ってた。
珍しく、役者にハズレがいないドラマだった。
内野は自然そのものだったし、
中谷のやりすぎ感も慣れればハマったし、
小出の苦悩顔は新鮮だったし、
大沢たかおの南方センセにいたっては、あんな人いたらそりゃ、
チャンじゃなくても「惚れてまうやろ〜〜〜」と思いながら見てた。
なんといっても、綾瀬はるかが良かった。
あんなひたむきなオデコ、見たことない！
役もいい子でさー、ちょっとより目のあの顔で、あんなかいがいしく仕えられたら、
女の私でもメロメロだって！
かの駄作『僕の彼女はサイボーグ』コンビがこんなカタチで実力を見せつけてくれて、
私はホッと胸をなでおろしたよ。

謎が解明されないまま最終回を終えてしまい、
やれ第２シリーズだ、映画化だ、いやいやそれは無いだの、
ケンケンガクガクもめていたけど、
私は途中から見たせいで、どれだけグダグダの終わり方をされても気にならなかった。
ま、最終回の前に「映画になるらしいよ」って聞いてたから、
＜この程度よね＞ってテキトーに流したとこもあるけど、
いつもは細かいことが気になって気になって仕方のない私が文句を言わなかったのは、
やはり最初の現代の部分を見てないから。

なんならさー、あのくだり、要らなかったんじゃないの？とまで思う。
あの、ホルマリン漬けの胎児だとか包帯男だとか。
いっそのこと、
ある日突然ラベンダーの香りを嗅いだら江戸でした、とか、
不届き者が仕掛けたダイナマイトが爆発したら江戸に到着してました、
とか、そんな曖昧さで私はオーケー。
（↑どっちもわかった人は私と育った土台が似ています）

未来（みき）とのエピソードくらいあれば、
”わけわかんないけど来ちゃったからには頑張るぞー、オー”
だけでもじゅうぶん面白かったんじゃないかと思う。
それくらい魅力あるドラマだったから。
だから、去年見たドラマは結局『夏の秘密』と『JIN』だけ。
昔はもっとドラマっ子だった私を楽しませてくれる人はもういないのかなぁ・・・。

その『夏の秘密』の後番組だった、
『Xmasの奇蹟』とかなんとかゆーのはヒドかった・・・。
高橋かおりのセリフがほぼ、
「こうじ」「こうじ・・・」「こうじぃ〜」といった”こうじ”のバリエーションだけで、
他人にのりうつっただの消えただのゆってるだけの、イライラするドラマだった。
今の『インディゴの夜』の狙いも全く不明だ。

今日もまた結局DVDでも見るかぁ。